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パノディアのプロブック・ベーシックが1年で使い物にならなくなった件

2007-12-17 8:58 PM カテゴリ:conservation, inkjetprint-technique, portfolio

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今年の初めに買った、フランス・パノディア社のプロブック・ベーシックA3サイズ。
長期保存はうたわれていませんでしたが、たった1年持たず使い物にならなくなりました。

写真を見ての通り、通常使用でリーフが波打ちました。中身のプリント(Vending Machinesのポートフォリオ)も犠牲に。パノディア

購入したのは、銀一。今まで多くの商品をここから購入してきましたが、これほどの欠陥商品は初めて。

よく考えたら、最初に封を開けた時、ビニールから嫌な匂いがした時点で返品するべきでした。

ちなみにこの商品は、こちら(銀一のオンラインサイト)で購入できます。
銀一の名誉のために書くと、リーフが追加できるパノディアのプリントブック・テキサスはいい商品です。愛用しています。

次に試してみようと思うのが、伊東屋の「アートプロフォリオ evolution 13×19」A3ノビサイズ。そもそも、これも銀一で最初に見つけた商品なのですが・・・

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  • T.Watanabe

     悩みますよね。リフィル・ポートフォリオの選択って。

     FUJIのリフィルはクソ。もう少し総合写真メーカーとして考えて商品化しろって言いたくなります。
     コスモスのプレミアムはいいのですが、すべてをこのポートフォリオに入れていたらお金がいくらあってもたりません。
     HAKUBAのプロフェッショナルプリントアルバムは白濁していて使う気になれません。こんなもの、「プロ」だのとのたまうってんじゃないっての。
     残すは真打ちの伊東屋ですかね。私も試しに買ってみます。

     Chikumaあたりに頑張ってもらいたいのですが、私もメーカーのHPから意見要望出しておきます。

  • admin

    T.Watanabeさま

    飯山満でございます。
    各メーカーについての評価は、おっしゃるとおりですね。
    FUJIやHAKUBAは、公募など、どう扱われても仕方ない時、
    コスモスは、face to faceでちゃんと見てもらいたい時、
    伊東屋は、一応捨てない2番手以下のプリントをまとめておく時、
    こんな分け方をしています。

    と言いながら、最近はボックスに紙を挟む保存・プレゼン法に移行しつつあります。

  • T.Watanabe

     最近、「紙オタク」化してまして銀一で値下げになったハーネミューレのPhoto Rag Peralに手を出してしまいました。こりゃー、凄いや。写真に「色気」が宿ります。

     A4*20枚でやめときゃいいのに、予備に追加20枚、ワイド四つ切り用にA3を20枚、そして明日にはPhoto Rag BarytaのA4とA3が銀一から届きます。

     いい用紙を使い出すとリフィルにも懲りたくなる。私の悪い癖です。

     今日も仕事の帰りにヨドバシの秋葉原店に行ってきました。A3用のリフィルを物色してきたのですが、どれも中途半端。手ぶらで帰るのも忍びないので、結局買ったのがコスモスのプレミアムA3。しかしもうちょっと勉強してくれよ、と言いたくなるようなぶっ飛び価格です。A4のプレミアムが2,980円。これはまだ許せる。A3のプレミアムに至ってはリフィルが別売りで、しめて8,187円!!どういう計算なんだっつぅの?

     あらためて自分の馬鹿さ加減を自覚した一日でした。

     月末にはピクトラン・バライタの出荷がやっと始まるようで、また金かかるなーーー。やだ、やだ。

  • admin

    T.Watanabeさま

    飯山満です。
    おお、ハーネミューレですか。もしブログなどでレビューを公開されていましたら、是非教えて下さい。

    デジタルでも結局プリントで見せる以上、見せるという行為全体での支持体選び、リフィル選び。この重要さを分かっている写真家の少ないこと。ここで差が出ると思っています。

    とはいえ、「紙」と「ビニール」がこんなに高いのか・・・というのもありますよね。

  • T.Watanabe

    “巨木”写真家の吉田繁さんが書いた「デジタルモノクロファインプリント マスターBOOK」という本(もう、ご存じですよね?)を読んでからモノクロプリントにはまっております。PX-5600のインクをそれこそ湯水のように使っている今日この頃です。WACOMのintuos4を買うわ、Silver Efex Proを買うわで来月のカード支払いが恐ろしい。

     その中で勉強したのが、殆どの用紙が蛍光増白材を使っているということです。要は時間が経つと「化けの皮がはがれる」。白が退色・変色し保存性に問題を抱えている用紙ばかりだそうです。本物の用紙はPHまでコントロールして商品化してるんですってね。知らなかったーーー。
     私はそれ以来、蛍光増白材を使用した用紙は“却下”するようになりました。EPSONでいえば、フォトマット紙もVelvet Fine Art PaperもUltra Smooth Fine Art Paperも微量ながら蛍光増白材を使っているようです。プリントビジネス・プリンマーケット先進国である欧州では、蛍光増白材用紙は素人が使う代物で、アート市場では相手にされないそうです。

     感化されやすい私はそれ以来蛍光増白材の塗られた用紙を使うまいと固く決心するに至りました。月光のグリーンラベルもしっかり蛍光増白材入りです(みんな褒めるけど、そんなにいい用紙かなー?)。

     ブログは残念ながらやっておりません。このページとても面白いのでこれからちょくちょく顔を出させてください。ハーネミューレ使用談(紙用談?)はその時お知らせしますので、お時間があれば読んでやってください。ちなみにPhoto Rag PearlもPhoto Rag Barytaも蛍光増白材を使用していない純粋なアート紙です。Photo Rag Pearlの方が暖色系でBarytaの方が寒色系というか、ちょっと青いですかね。被写体の立体感はPearlの方が浮き立つような感じ。対してBarytaのいいところは黒の濃度域がPearlよりも下に伸びている感じです。「渾身プリント」にはどちらとの相性がいいか、目下検討中です。そしてハーネミューレのいいところは、HPでiccプロファイルを公開してくれている良心さです(http://www.hahnemuehle.com/site/en/338/icc-profiles.html)。

     恐るべきはピクトラン・バライタでしょう。あれは蛍光増白材を使用していないにもかかわらず、驚異的なレンジ幅のようです。

     末筆ながら、
    >「紙」と「ビニール」がこんなに高いのか・・・

     ごもっともでございます(笑)。

     あ、それとかなり長々とChikumaにA3のハイクオリティリフィルを作ってくれって懇切丁寧にお願いしたら、今日感激してくれたようで返事をもらいました。早速検討しますですって。Chikumaの写真用具って好きなんですよ、私。親しみやすくって。

  • T.Watanabe

     どうもです。

     その後、自腹で買ったPhoto Rag PearlとPhoto Rag BarytaのA3とA4であれこれと印刷し、あわせてサンプルで大量にもらったFine Art Barytaとで比較してみました。

    黒の締まり:Pearl<Baryta<Fine Art Baryta
    寒色・暖色性:Fine Art Baryta<Baryta<Pearl
    紙自体のハリ・コシ:Baryta<Pearl<Fine Art Baryta
    白色度:Baryta<Pearl<Fine Art Baryta(Fine Art Barytaは蛍光増白材入りなので当然と言えば当然)
    個人的好み:Fine Art Baryta<Pearl=Baryta

     といったところでしょうか。どれもハーネミューレのHPからPX-5600用のiccプロファイルをダウンロード・インストールすることが出来、i1 Display Proを持っていない自分には非常に助かります。私もi1 Display 2しか所有しておらず、モニターはNEC 2690WUXi2(メイン)と2690WUXi(サブ)という環境です。

    http://www.hahnemuehle.com/index.php?mid=1846&lng=en

     Fine Art Barytaは白色度・最大濃度ともに一番で紙の厚みも非常に分厚いです。3種ともリアからの手差しでプラテンギャップは「広め」にするのが良いと思われます。

     どれか一つを選べと言われたら、蛍光増白材入りのFine Art Barytaは印刷面自体の耐用年数から却下。Photo Rag Barytaでしょうか。しかし、この紙は3枚中坪量が315g/平米と一番軽く、コシもPearlよりも弱いために、リアから手差しする際には神経を使います。また、印刷直後はかなりヘナッとしており、ここが弱点と言えば弱点かもしれません。しかしEPSONの光沢や絹目、月光のグリーンラベルとは「格」が違います。A4 20枚で5,500円超ですから当たり前と言えば当たり前ですが。

     PearlもBarytaも印刷自体に「品位」と「色気」が宿ると言ったら言い過ぎかもしれませんが、一度知ってしまうと紙のグレードを落とせなくなってしまうかもしれません。世界は広いのだなーということを思い知らされたとともに、欧州の伝統って凄いんだな-と思います。


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