PX-7500N導入記8(ピクトランのシャドー部処理)
※追記(2009/05/27)ピクトランのPX-7500Nにおける独自の(簡易)プロファイル作成については、PX-7500N導入記9をご覧下さい。
このブログでも以前取り上げた、コスモスインターナショナルの高級個性派インクジェット用紙「ピクトラン」。
このクセのある紙、ようやくPX-7500Nでもテストすることが出来ました。各種設定は、コスモスのページにある、PX-5500でのプリント方法が書かれたPDFにあります。私もこの設定をPX-7500Nに適応させました。
問題は、ピクトラン用のプリンタプロファイルをメーカーが用意していないこと。そこでみなさん色々試行錯誤されるわけですね。
画像を見てもらえばわかると思いますが、Photoshopでプリントする時の設定は以下の通り。インクはマットブラック使用。
- カラーマネージメント
- カラー処理:Photoshopによるカラー処理
- プリンタプロファイル:PX9500N_7500N Velvet Fine Art Paper MK
- マッチング方法:知覚的(黒点補正あり)←この項目は人それぞれ
- プリンタとページ設定
- 用紙:A3ノビ(単票紙 フチなし 原寸維持)
- 位置:上14mm左8mm(左は十分でないが、これ以上動かすと「切れる」アラートが出る)
- 大きさ:高さ12インチ・幅18インチ 194dpi(以前は、プリンタの解像度を整数で割った解像度がよいとされていたが、最近の機種は大丈夫のようだ)
- 印刷設定
- 用紙種類:Velvet Fine Art Paper
- 印刷品質:フォト1440dpi 双方向印刷オフ
- カラー設定:色補正なし
結果はメーカーのPDFにも書いてあるとおり、シャドーがつぶれまくります。コントラストも高い仕上がりです。普通にモニターで見たとおりのプリントをしようと思うと、難儀します。写真にもよりますが、単純化すると、トーンカーブで最暗部の0を20に垂直に持ち上げる位が、絵が破綻せずシャドーとディープシャドーが見分けられるギリギリのラインです。(写真は、プリントした画像のサンプル。難易度高いです。)
つぶれるというのはネガティブな言い方ですが、このシャドー部の独特の感じ、締まりは何とも魅力的です。紙質がもたらすデコボコの反射も好みが別れるところでしょう。照明の角度によっては、何も見えなくなります。展示にも気を配らなくてはいけません。
万人向けではなく、作品を選ぶ紙です。モニターとは違うけどこれはこれでいいじゃん、と思わせるクオリティと言えばいいでしょうか。だからこそ好きな紙でもあります。インクジェット出力がデジタルデータの単なるコピーでないが故に、インクジェットプリントとしての存在価値を示せる希少な用紙です。








