ColorMunki PhotoでCS3とOS10.6ユーザーは要注意
カラーマネージメントツールとして、ColorMunki Photo(カラーモンキー・フォト)を導入しました。
今回の環境:MacOS10.6.2(Snow Leopard)、PhotoshopCS3、PX7500N(プリンタドライバver6.55)
今までは、モニターのキャリブレーションのみのi1 Display2を使い、プリンタはメーカー純正のプロファイルをカスタマイズしていました。
しかしピクトランなどという特殊な紙を使っていると、どうしてもプリンタプロファイルを自作しないといけない状況になってきました。が、最高峰のX-rite社 i1シリーズはプリンタプロファイルが作成できるものの、高い。大事なことだけど、高い・・・
このエントリは紙の問題でなく、OSとColorMunki Photoとの相性問題なので、ピクトラン以外の紙についても当てはまる内容です。
まずモニターのキャリブレーション
i1 Display2との比較でいうと、一番感心したのは環境光に合わせて輝度の目標値が設定される点。i1 Display2も環境光を測定できますが、環境光とパネル輝度を意味付けることはありません。あくまで参考値。またi1 Display2では今まで、モニターを最大限の明るさまで上げてようやく目標輝度を達成していましたが、ColorMunki Photoでは余裕のある設定値になりました。これもこの関連付けのおかげでしょうか。実際の見た目の明るさに大きな違いはありませんが、100%で達成されるのと、30%台でクリアー出来るのは気持ちの面でも安心です。
操作については、ボディ中央部のホイールを回す手間はあるものの、基本的にはi1 Display2と同じ。移行にハードルはありません。モニター上部に固定するためのウェイトがなかなか優れものです。i1 Display2では、パーマセルテープを貼って固定していましたから。
ここからがタイトルに関係した本題、プリンタプロファイルの作成
画面の指示に従って、カラーチャートを出力。紙質はピクトランだから、ピクトラン用の設定で出力して・・・ これが大きな間違いでした!
「ピクトラン用の設定」というのは、紙の厚さや色補正なしなどの設定を、私がPhotoshopCS3で作成したものです。これは、カラー・マッチングの部分がColorSyncで変更できないようになっています。これを使ってチャートを出力してしまうと、薄くプリントされます。正解はエプソンの場合、プリセットを標準から設定し直し、カラー・マッチングもColorSyncでなく、エプソンColorControlを選択。印刷設定で当然、色補正なしを選択。
出力されたチャートを10分乾かし、ColorMunki Photoでハンドスキャンニング。紙によってはスムーズに機器が進まず、何度も読み込みを繰り返します。少し慣れが必要みたいです。若干前方を上げてあげると滑らかに動く気がします。この後、細かい階調用のチャートもスキャンします。これで、あらゆる用紙でのプロファイル作成が可能に作りました。
なお、メーカーのサポートページには、OS10.5とCS3からこの事象が報告されています。昨夏のエプソンの件といい、OS10.5は結構面倒なことをしてくれますね。
まとめと要望など
もちろんi1シリーズと比べ、値段分の差(約4倍)は色々とあるのでしょう。しかし結論から言うと、RGBデータからインクジェットプリンタへの出力を管理するだけなら、これで十分な感じです。
ColorMunki Photoでさらに望みたいのが、プリンタプロファイルをトーンカーブ的にさらにカスタマイズ出来る機能。別の画像を読み込んで精度を高めることは出来ますが、シャドーだけカーブをより寝かせたいとか、痒いところに手が届けば。私の場合、テーマ・撮影方法・出力紙が一体となっているので、同じ紙でもテーマごとにそのトーンを変えられれば言うことないです。









